介護職として働く方の中には、副業を考えている人も少なくありません。
今回は、介護職が選ぶべき副業とその際に注意すべきポイントについて、詳細に解説します。
- 介護職が副業をする際の基本知識
- 介護職におすすめの副業
- 体調管理の重要性
- 副業の経理と税務
- 介護職の副業まとめ
- 求人情報
- ケアマネージャー/介護支援専門員ブランクOK/交通費支給/再雇用制度有/居宅支援事業所
- 社会保険完備の職場で介護職/ヘルパー
- 介護職員/介護福祉士/交通費支給/再雇用制度有/夜勤なし/クリニック
- 介護職員/介護福祉士/ブランクOK/交通費支給/再雇用制度有/特別養護老人ホーム
- 介護職員/介護福祉士/交通費支給/未経験歓迎/車通勤OK/グループホーム
- 介護職員/介護福祉士交通費支給/経験者優遇/車通勤OK/小規模多機能/ヘルパー
- 介護職員/介護福祉士/ブランクOK/交通費支給/定年65歳/有料老人ホーム
- 介護職員/介護福祉士/生活相談員/ブランクOK/交通費支給/再雇用制度有
- 介護職員/介護福祉士/交通費支給/経験者優遇/車通勤OK/特別養護老人ホーム
- 介護職員/介護福祉士/ブランクOK/交通費支給/夜勤なし/デイサービス
- まとめ
介護職が副業をする際の基本知識
介護職は副業が可能か?
介護職としての本業を行いながら副業を行うことは可能です。
ただし、就業規則や雇用契約書の内容を確認してから行動に移す必要があります。
介護職の仕事は、利用者の方々の生活を支える重要な役割を担っています。そのため、職場によっては副業を禁止している場合もあります。就業規則や雇用契約書に副業に関する記載がない場合でも、事前に上司や人事部に相談することが大切です。特に、介護現場では利用者の方々の個人情報を取り扱う機会が多いため、副業先との情報漏洩防止対策についても十分に検討する必要があります。
「副業・兼業の促進に関するガイドライン」では、副業・兼業を禁止または制限できるのは次の4種類に該当した場合と明示されています。
つまり、これらに該当しない場合には副業・兼業は可能とも言えます。しかしながらトラブルを避けるためにも、やはり就業規則に則って会社と合意の上で勤務する事が望ましいです。
① 労務提供上の支障がある場合
② 企業秘密が漏洩する場合
③ 会社の名誉や信用を損なう行為や、信頼関係を破壊する行為がある場合
④ 競業により、企業の利益を害する場合
厚生労働省 PDF資料
副業・兼業の促進に関するガイドライン
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11200000-Roudoukijunkyoku/0000192845.pdf
副業と複業の違い
副業と複業は似て非なるものです。副業は本業の収入を補完するために行うものであり、複業は本業と同等に重要な役割を果たします。
副業は、本業とは別に収入を得ることを目的として行うものです。
一方、複業は、本業と別の仕事に携わることで、スキルアップやキャリアアップを目指します。
介護職の場合、本業の経験を活かして、介護関連の副業を行うケースが多いです。
例えば、訪問介護のサービス提供や介護施設の相談業務などがあります。複業では、本業とは異なる分野の仕事に挑戦することも可能です。
例えば、プログラミングやデザインなど、新しいスキルを身につけることで、将来のキャリアプランに役立てることができます。
副業が職場にバレるリスク
副業は職場にバレるリスクがあります。
特に住民税の納税方法やマイナンバー制度の影響を受ける可能性があるため、注意が必要です。副業が職場にバレる原因としては、住民税の納税方法が挙げられます。
副業で得た収入は、住民税として課税されます。住民税の納税方法は、本業の会社から給与と一緒に天引きされる「特別徴収」と、自分で納税する「普通徴収」があります。
副業で得た収入が一定額を超えると、普通徴収になる場合があります。普通徴収の場合、会社に副業をしていることがバレてしまう可能性があります。
また、マイナンバー制度によって、副業で得た収入が国税庁に報告される可能性もあります。そのため、副業を行う際は、これらのリスクを理解した上で、適切な対策を講じる必要があります。
介護職におすすめの副業
夜勤バイト
介護職員が夜勤の時間帯にアルバイトを行うことは、効率的に収入を増やす手段となります。ただし、体力的な負担を考慮してください。
介護職は、夜勤の機会が多い仕事です。夜勤明けにアルバイトをすることは、体力的に負担が大きいため、注意が必要です。
特に、体力面だけでなく、精神的な疲労も蓄積しやすいので、無理のない範囲で副業を行うようにしましょう。夜勤バイトの例としては、コンビニや飲食店の深夜勤務、警備員などがあります。
これらの仕事は、比較的短時間で収入を得ることができ、介護職の夜勤明けの時間帯に有効活用できます。
在宅ワーク
在宅で行える仕事は、介護職の勤務後に自宅で作業できるため、時間の有効活用が可能です。
特にフリーランスのライターやオンライン講師などがあります。
在宅ワークは、時間や場所を選ばずに仕事ができるため、介護職のライフスタイルに合った副業と言えます。
介護職の経験を活かして、介護関連の在宅ワークを行うことも可能です。
例えば、介護に関する記事の執筆や、介護に関するオンライン講座の講師などがあります。
在宅ワークの例としては、データ入力、アンケート調査、翻訳、プログラミングなどがあります。これらの仕事は、パソコンやスマートフォンがあれば、自宅で簡単に始めることができます。
家事代行
都市圏にお住まいの方に最もおすすめの副業はこちらです。
家事代行の仕事は、介護職のスキルを活かせるためおすすめです。
掃除や料理などの日常業務を行いながら、収入を得ることができます。
なぜならば介護職は、利用者の方々の生活をサポートする仕事であるため、家事代行の仕事にそのまま役立つスキルを多く持っているからです。
特に、飲み込みの状態に合わせた食事形態に習熟している介護職は、乳幼児や自宅療養中の患者、高齢者など様々な容態に合わせて、個別の対応が可能です。
例えば、調理ハサミで食材を食べやすい大きさに切って、飲み込みの状態を見て調整していく働き方は多くのお客様の信頼を得るでしょう。
また、お声掛けの研修を受けた介護職は、様々な年齢層のお客様にも円滑に対応する事ができ、企業側にも喜ばれています。
家事代行の仕事は、高齢者や子育て中の家庭など、様々なニーズに対応できます。介護職の経験を活かして、利用者の方々の生活をサポートする家事代行の仕事は、やりがいのある副業と言えるでしょう。
体調管理の重要性
労働時間の管理
本業と副業を両立するためには、労働時間の管理が重要です。
労働基準法を遵守し、過労にならないように注意してください。本業と副業を両立するためには、労働時間の管理が非常に重要です。
労働基準法では、1日の労働時間は8時間、週の労働時間は40時間と定められています。副業を行う場合、本業の労働時間と合わせて、労働時間の管理を徹底しましょう。また、過労は体調不良や事故につながる可能性があるため、十分な休息を確保することが大切です。
睡眠と休息の確保
副業を行う際は、十分な睡眠と休息を取ることが必要不可欠です。
体調を崩してしまうと、結果的に本業にも支障をきたします。副業を行うと、どうしても睡眠時間が減ってしまう傾向があります。
しかし、睡眠不足は集中力の低下や疲労感、免疫力の低下など、様々な悪影響を及ぼします。副業を行う際は、睡眠時間を確保し、質の高い睡眠をとるように心がけましょう。また、仕事以外の時間には、リラックスできる趣味や娯楽を楽しむなど、心身のリフレッシュを心がけましょう。
適度な運動の取り入れ
介護職は体力仕事が多いですが、副業でデスクワークを行う場合、適度な運動を取り入れることが健康維持に役立ちます。
介護職は、体力仕事が多い仕事です。しかし、副業でデスクワークを行う場合、運動不足になる可能性があり、この運動不足が肥満や生活習慣病のリスクを高めます。
そのため、適度な運動を取り入れることが大切です。
運動は、体力向上だけでなく、ストレス解消や気分転換にも効果があります。仕事終わりに散歩や軽い運動をするなど、無理のない範囲で運動を取り入れましょう。
副業の経理と税務
確定申告を忘れずに
副業で得た収入は、一定の金額を超えると確定申告が必要になります。
副業を始める前に必要な手続きを確認しておきましょう。副業で得た収入は、雑所得として申告します。
雑所得は、年間20万円を超えると確定申告が必要になります。確定申告は、毎年2月16日から3月15日までに、税務署に提出する必要があります。副業を始める前に、確定申告の手続きや必要な書類などを確認しておきましょう。
住民税の納税方法
住民税は副業の収入に対しても課されます。特別徴収と普通徴収の違いを理解し、最適な方法を選択しましょう。副業で得た収入は、住民税として課税されます。
住民税の納税方法は、本業の会社から給与と一緒に天引きされる「特別徴収」と、自分で納税する「普通徴収」があります。副業で得た収入が一定額を超えると、普通徴収になる場合があります。普通徴収の場合、自分で納税手続きを行う必要があります。
社会保険の加入条件
副業を行うことで、社会保険の加入条件に影響が出る場合があります。副業先の契約内容と本業の社会保険制度との整合性を確認しましょう。
副業を行うことで、社会保険の加入条件に影響が出る場合があります。例えば、副業先の収入が一定額を超えると、社会保険に加入しなければならない場合があります。
また、副業先の社会保険制度が本業の社会保険制度と異なる場合、両方の社会保険に加入しなければならない場合があります。副業を行う前に、副業先の契約内容と本業の社会保険制度との整合性を確認しましょう。
介護職の副業まとめ
副業を始める前に確認すること
副業を開始する前に、労働基準法や就業規則、副業による税務の影響について十分に確認することが重要です。また、体調管理にも細心の注意を払いましょう。
副業を行う際は、労働基準法や就業規則、副業による税務の影響など、様々な点に注意する必要があります。事前にしっかりと確認し、安心して副業に取り組めるようにしましょう。
また、副業は、本業に支障をきたさないように、体調管理にも十分に気を配ることが大切です。
おすすめの副業リスト
今回紹介した夜勤バイトや在宅ワーク、家事代行などは、介護職員でも比較的取り組みやすい副業です。自分に合ったものを選んで収入を増やしましょう。
介護職は、人々の生活を支える重要な仕事です。
副業を通して、収入を増やし、生活の質を向上させることは、介護職自身のモチベーションを高めることにもつながります。自分に合った副業を見つけて、積極的にチャレンジしてみましょう。
求人情報
まとめ
副業を行うことで、介護職の収入を増やし、生活の質を向上させることが可能です。
しかし、体調管理や法律の遵守など、いくつかの注意点を忘れずに取り組みましょう。
副業は、介護職にとって収入を増やし、生活の質を向上させる有効な手段となります。しかし、副業を行う際は、労働時間や体調管理、税務など、様々な点に注意する必要があります。
これらの点をしっかりと理解した上で、安全に副業に取り組みましょう。
岡山市の介護施設 管理者兼介護職員
現役介護職として現場と管理者を担当
MBA(経営学修士)
PUROPOSE:本気の大人をつなげる
MISSION:居場所と生きがいを作る
VISION:お世話の輪の有る社会を創生
VALUE:医療介護従事者と患者様/ご利用者様の真の幸福を追求する
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