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老化による物忘れと認知症の物忘れの違いって?

しまった物を忘れたり予定を思い出せないことが増えると

「もしかして認知症かも?」と心配になったことはありませんか?

 

「歳のせいだから」と気にしないようにしている方もいるかもしれません。

 

しかし、加齢による「ただの物忘れ」と「認知症」は性質が異なり、

ただの物忘れであれば過度に心配する必要はないといわれています。

 

加齢による物忘れと認知症がどのように違うのかを理解しておきましょう。

 

□加齢による物忘れと認知症の違いとは

 

加齢による物忘れには、以下のような特徴があります。

 

加齢による物忘れ

 

  • 体験の一部を忘れる
  • 忘れたことを自覚している
  • ヒントを与えると思い出せる
  • 何を食べたか忘れる
  • 約束をうっかり忘れる
  • 買い物へ行ったときに、うっかり買い忘れる
  • 日付や曜日、場所などを間違える
  • 間違いを指摘しても、作り話はせずに謝る
  • 捜し物は努力して見つけようとする
  • 物事の適切・不適切の判断はできる

 

認知症による物忘れは、以下のような特徴があります。

 

認知症による物忘れ

 

  • 体験そのものを忘れる
  • 忘れたことが分からない
  • ヒントを与えても思い出せない
  • 食べたことを忘れる
  • 約束したこと自体を忘れる
  • 買い物に行ったことを忘れ、また買い物へ行く
  • 日付や曜日、場所などが分からなくなる
  • 間違いを指摘すると、辻褄を合わせた変な作り話をする
  • 捜し物は誰かに盗られたと思う
  • 物事の適切・不適切の判断はできない

 

□認知症高齢者はどのくらいいるのか?

 

認知症高齢者は2012年時点で462万人、高齢者の7人に1人が認知症と推計されています。

現在も急速に増加しており、団塊の世代が75歳以上となる2025年には700万人を超え見込みです。

 

その他に、認知症の前段階である軽度認知障害(MCI)の高齢者は現在400万人いる見込みで、

高齢者の4人1人が認知症 あるいはその予備軍ということになります。

 

□軽度認知障害(MCI)とは?

 

認知症の一歩手前の状態で記憶障害があるものの症状は軽く、

正常な状態と認知症の中間と言えます。

 

軽度認知障害の定義

 

①本人または家族から物忘れの訴えがある

②加齢だけでは説明できない記憶障害がある

③全般的な認知機能は正常

④日常生活は自立している

⑤認知症ではない

 

軽度認知障害(MCI)を放置すると、認知機能が低下し続け

5年間で約40%の人が認知症へと進行すると言われています。

早めに適切な対応することで、認知症の発症を防いだり進行を遅らせることが可能です。

 

その方法としては食事や睡眠・運動などの日常生活を整えたり、

目的をもった外出や他者との交流などがあります。

 

□認知症の物忘れに対する対応は?

 

家族がもし認知症だった場合、その物忘れは認知症の「症状」です。

対応する側は、イライラしたり責めたりせず、理解することが重要です

 

□本人にとっては「経験していない出来事」

 

例をあげると今しがた夕食を食べたのに、まだ食べてないと言い張るような場面で、

つい「今食べたでしょう」と言ったり、同じことを何度も言わなければならない事にうんざりすることもあるでしょう。

 

しかし、夕食をたびたび催促することも、同じことを何度も尋ねることも、

本人にとっては経験していないからに他なりません。

 

頭から否定せず「テレビでも観て待っててね」など、気をそらす返答をしてみるのが効果的です。

日常生活に支障が出ている場合、本人も戸惑いや不安を感じています。

物忘れを起こしている側と、対応する側では世界観が違うということを念頭に置き、

否定や叱るような言動は控えるようにしましょう。

 

□物忘れを補う工夫

 

 食事を摂ったら朝昼晩それぞれカードを作って裏返しておいたり、

薬の飲み忘れがないようカレンダーに印をつけるなど、目に見える形でルールを作っておくと、

本人にも説明しやすい場合があります。

 

その他、タバコに火をつけたまま忘れる、キッチンで火をつけたまま忘れるなど、

火に関する物忘れは火事につながる危険がありますので、周囲の方の注意が必要です。

 

□異変に気づいたら早めの受診を

 

認知症は、早期発見が重要になります。

 

診断・治療を早期に始めれば進行を遅らせたり、

日常生活の工夫で改善できることもあるからです。

 

物忘れだけが認知症の兆候ではありませんが、上でお話した認知症の症状が少しでも疑われるときには、

迷わずかかりつけの医師や専門の医療機関を受診して正しい治療を受けましょう。

 

□まとめ 

 

ご自分のご家族にも、いずれやってくる認知症対応。

ついつい、イライラしてしまうものです。

 

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