【最も簡単】柔軟な変更ができるケアマネージャーの見極め方

介護施設

「介護施設の選び方が分からない

「ケアマネージャー選びが大事だと分かったが、どうやって見極めるのか分からない」

このようなお声にお応えして、この記事をお届けいたします。

今回は、柔軟な変更ができるケアマネージャーの見極め方をご紹介します。

前回ケアマネージャーを見極める必要が有るとお伝えしました。

現役介護職
現役介護職

では介護サービス利用前に、良いケアマネージャーを見抜くにはどうしたら良いのでしょうか?

その方法についてご説明いたします。

どんな施設に良いケアマネージャーが居るのか

皆さんの中にも、こんな疑問が湧いてきた方がいらっしゃるかも知れません。

「そもそも何故、ケアマネージャーによって違いが有るのか」

「どんな施設ならば、良いケアマネージャーに会えるのか」

その疑問に今回の記事でお応えいたします。

2種類のケアマネージャー

実は、ケアマネージャーは、その業務だけで独立開業できる公的資格です。

ケアマネージャーの正式名称は、「介護支援専門員」といい、各都道府県が認定する公的資格です。この業務だけを行うケアマネージャーを「一人ケアマネ」「独立ケアマネ」「外部ケアマネ」などと呼ぶことも有ります。

介護業界で多く使われる呼び方としては「施設ケアマネ」「居宅ケアマネ」が挙げられます。

(読みにくい用語ですが、きょたくケアマネと読みます。)

ここでは、その呼び方を用いて違いをお伝えします。

「施設ケアマネ」「居宅ケアマネ」とは

施設ケアマネとは、介護施設の職員として、その介護施設で働いているケアマネージャーのことです。

代表的な施設として、特別養護老人ホーム(とくよう)・介護老人保健施設(ろうけん)・有料老人ホーム(ゆうりょう)などがあります。

小規模多機能居宅介護(しょうたき)にも、職員として働くケアマネージャーが居るので施設ケアマネージャーとも言えるでしょう。

特に、小規模多機能居宅介護(しょうたき)は、介護施設に入居されたご本人も、ご自宅で介護サービスを受けているご本人も、両方を担当できる地域密着型サービスとして生まれた比較的新しい仕組みです。

現役介護職
現役介護職

最初に利用すべき介護サービスの種類として、推奨する専門家もいらっしゃいます。

施設ケアマネの優位性

施設ケアマネは、その施設に所属しているとお伝えした通り、その介護施設に入居されている方に対して、ケアプランを立案実施する事になります。

従って自然にご本人様との距離が近く、話し合う機会も有り、兼務する場合には介護現場にも出ています。

ここで、見極めるポイントを振り返って見ましょう。

・ケアマネージャーがご家族と話し合いを、定期的に行っている(最低でも毎月1回)

ケアマネージャーが、ご本人が介護サービス利用中のお姿を観察する機会を、定期的に持てている(最低でも毎月2回10分間以上、できれば毎週10分間が理想)

ケアマネージャーが、介護現場のイベント準備や開催当日に参加している

施設ケアマネであれば、下二つは業務中に実施できるというメリットがあります。

現役介護職
現役介護職

では、居宅ケアマネはどうでしょうか?

居宅ケアマネの優位性

居宅ケアマネにも良い所があります。

居宅ケアマネは基本的に、ご自宅で介護サービスを受けられる方を担当します

ご自宅の定義には、有料老人ホームやサ高住(サービス付き高齢者向け住宅)も含むので、一見すると介護施設の入居者も担当しているように見えてしまい、施設ケアマネと混同しやすいかも知れません。

どちらにしても、多くの「ご自宅の形に合わせて」ケアプランを立案実施する働き方です。

或る方は玄関に大きな階段があり、別の方の玄関には車いすが通れるスロープがあり、更に他の方はエレベーター付きのマンションである、という場合もあります。

玄関を入った先の廊下や、浴室にトイレなどの間取りも全てのご家庭で異なります。

また、ご自宅と定義されるサ高住においても、施設毎に間取りが異なります。

居宅ケアマネであれば、それらの異なる間取りであってもご本人に最適な改修や介助方法を検討してきた経験があるので、福祉用具にも詳しくなり、ご本人の身体構造やご病気による歩行状態の予測にも長けてきます。

このように、在宅に特化した得意分野が有るというのが居宅ケアマネの特徴です。

ここでも、見極めるポイントをもう一度振り返って見ましょう。

・ケアマネージャーがご家族と話し合いを、定期的に行っている(最低でも毎月1回)

ケアマネージャーが、ご本人が介護サービス利用中のお姿を観察する機会を、定期的に持てている(最低でも毎月2回10分間以上、できれば毎週10分間が理想)

ケアマネージャーが、介護現場のイベント準備や開催当日に参加している

一見すると、居宅ケアマネにはこのポイントで有利になる事が無さそうに見えます。

では居宅ケアマネではダメなのでしょうか?

そうではありません。

現役介護職
現役介護職

ご家族との話し合いに力を注いでいる居宅ケアマネは多く居ます。

特に、ご自宅でご本人と一緒にご家族と話ができる機会は居宅ケアマネの方が多いかも知れません。そういった機会を活かしているかどうかを見極めるポイントとして活用ください。

まとめ

今回は、「柔軟な変更ができるケアマネージャー その見極め方」をご紹介しました。

あなたの生活に、介護が突然やってきても対処できるように、介護の実際をお伝えして参ります。

どうぞご愛読くださいますようお願い申し上げます。

〜参考資料〜
ワムネット 独立行政法人福祉医療機構 ケアマネージャーのしごとガイド
https://www.wam.go.jp/content/wamnet/pcpub/kaigo/caremanager/caremanagerworkguide/

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