「親に介護が必要になった場合、一人っ子の自分だけでは不安」
このような思いをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
一人っ子の親の介護について、不安や悩みは様々でしょう。
今回は、一人っ子の親の介護でよくある悩みを現役の介護職が紹介します。
一人っ子が抱える親の介護の不安
一人っ子が抱える親の介護の不安は大きいものです。
特に、一人っ子の妻が抱える親の介護の不安は、2つのパターンがあるでしょう。
ひとつは「自分の親の介護の不安」、もうひとつは「夫の親の介護の不安」です。
実際に、10人に7人が自分の親の介護と夫の親の介護を兼任している、という結果もあります。
まだまだ介護は女性に負担が偏っていると言えるでしょう。
家族でしっかりと話し合って、お互いの親の介護を協力し合うという関係がベストでしょう。
一人っ子の親の介護でよくある悩み
では、ここからは一人っ子の親の介護でよくある悩みと解決策を紹介していきます。
事前によくある悩みと解決策を知って、親の介護の準備をしておきましょう。
介護離職はしたくないけど、独身で自分しか親の介護をする人がいない
仕事と親の介護を両立することは簡単ではありません。
身内に協力者がいない場合、自分のできることとできないことを明確にしましょう。
そして、自分でできないことは介護サービスを利用するなどして役割分担が必要です。
また、最近では介護休暇の制度も充実してきたので、まとまった休暇を取得して施設見学やサービスの検討などを進めると良いでしょう。
一人っ子の自分でも遠距離介護はできるのだろうか
遠距離介護とはいえ、定期的に親の様子を確認したいものです。
一人っ子だから、自分が月に何度も帰省する必要があると考えてしまいがちでしょう。
しかし、訪問介護やケアマネージャーなどを利用することで、親の介護の様子を確認することはできます。
また、ビデオ通話など親との連絡手段を決めておくことで、頻繁に様子を確認できるようにしておくと安心です。
頼れる親戚がいなくて心配
一人っ子の親の介護は、相談窓口を見つけておくことが大切です。
しかし、頼れる親戚がいない場合もあるでしょう。
そんな時は、地域包括支援センターや民生委員、介護相談会などを活用してみてください。
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まとめ
今回は、一人っ子の親の介護でよくある悩みを岡山の介護職が紹介しました。
一人っ子の親の介護では、どれだけ事前準備をしたかによって、その後の親の介護の負担が軽減されるでしょう。
介護の知識を蓄えておくことも事前準備の一つです。
岡山市の介護施設 管理者兼介護職員
現役介護職として現場と管理者を担当
MBA(経営学修士)
PUROPOSE:本気の大人をつなげる
MISSION:居場所と生きがいを作る
VISION:お世話の輪の有る社会を創生
VALUE:医療介護従事者と患者様/ご利用者様の真の幸福を追求する
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