皆さんの中にも、親の介護への不安をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
何事も初めての経験ですと、不安を持ってしまうものですよね。
特に、親の介護では介護をする側、そして介護を受ける側は気を遣ってしまうものです。
そこで今回は、介護事業者から皆様へ、知っておきたい親の介護のポイントをご紹介します。
親の介護で大切なこと
本題に入る前に、親の介護で大切なことについて少しお話しします。
親の介護で大切なことは、介護をする方が無理をしないことです。
親の介護は突然始まり、いつまで続くものか分からないものです。
最初から無理をしすぎると、後々介護をする方が体力的にも精神的にもしんどくなってしまうでしょう。
親の介護ということで、気を張りすぎず、自分の体調にも気を使うようにしましょう。
よくある症状として、「うつ」が挙げられます。
以下の記事で詳しく紹介してますので、もし気になった方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度ご覧ください!
知っておきたい親の介護のポイント
では、親の介護をするうえで知っておきたいポイントをいくつか挙げていきます。
自分ひとりで抱え込まない
親の介護ということで、今後もより良い生活を送って欲しいということで、責任感や使命感ですべて自分ひとりで抱え込んでしまう方も少なくありません。
しかし、親の介護と上手く付き合っていくためには、周囲の協力やサービスの活用も検討する必要があります。
自分ひとりで抱え込まず、介護施設や公共機関に相談し、自分と介護施設がチームとなって親の介護をすることが、まず最初のポイントになるでしょう。
程よい距離感を保つようにする
親の介護ということで、できる限り何もかもお世話してあげたいと思いがちです。
しかし、それは親のできることまで奪ってしまっている可能性があります。
介護と言っても、自分でできることまでお手伝いする必要はありません。
それが逆効果となり、身体機能の低下が進んだり、認知機能の低下にもつながったりする恐れがあるのです。
程よい距離感を保ち、本当に必要な手助けかどうかを考えるようにしましょう。
親の気持ちを理解する
親の介護をしていると、介護をする側がきつい言葉を投げかけられることも少なからずあるでしょう。
そんな時は、親の気持ちを理解するというポイントを思い出してみてください。
介護を受ける側は、必ず感謝の思いを持っています。
しかし、介護をしてもらっていることへの情けなさだったり、不満の吐口が分からなくなってしまったりすることがあるのです。
冷静な気持ちで親の気持ちを理解することが大切です。
そして、冷静な気持ちで居られない時こそ、介護施設に頼りましょう。
介護者に休息していただく事(レスパイトケア)も介護施設の仕事の一つです。
まとめ
今回は、介護事業者から皆様へ、知っておきたい親の介護のポイントをご紹介しました。
親の介護では、初めてのことばかりだと思います。
介護サービスをうまく活用しながら、無理のない介護を行うようにしましょう。
岡山市の介護施設 管理者兼介護職員
現役介護職として現場と管理者を担当
MBA(経営学修士)
PUROPOSE:本気の大人をつなげる
MISSION:居場所と生きがいを作る
VISION:お世話の輪の有る社会を創生
VALUE:医療介護従事者と患者様/ご利用者様の真の幸福を追求する
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