「介護施設の種類が多過ぎて、どれを選べば良いか分からない」
このようなお声が良く聞かれます。
確かに、種類は非常に多く有ります。
いわゆる入居する施設では8種類、介護保険サービスでは20種類にもなります。
しかも、これらは複数の組み合わせも可能であり、選びきれないというのが実情です。
そこで今回は、最も優れていると思われる組み合わせをご紹介します。
介護による悩みは尽きない
介護は突然やってくる・・・そのようによく言われます。
ほとんどの場合、徐々に認知症になって少しずつ介護保険サービスを利用するという事はありません。
ある日ご自宅などで転倒し、或いは徘徊中にケガをして、病院で認知症と診断される…
このような事例がかなりの割合を占めます。
昨今は入院期間も短くなり、退院まで約2週間という差し迫ったスケジュールで
利用すべき介護保険サービスを選ぶように迫られる話も多く聞かれるようになりました。
その様な場合、あなたは自信を持って、どのサービスと施設にすべきか選べますか?
そもそも、あなたが送迎または面会に行ける近距離に、どのような施設が有るかご存知でしょうか?
いつまでも元気でいて欲しい両親と、あらかじめ施設見学に行けるという方はほとんどいらっしゃいません。
ご両親側もまだまだ元気だからと、事前見学を嫌がる場合も多くあります。
このような環境で、緊急的に選択する事は、簡単ではありませんよね。
一体どうすればよいのでしょうか?
選ぶならワンストップ方式の「小規模多機能」
結論から申し上げますと、訪問・通い・宿泊の3パターン全てが1つにまとまっている小規模多機能型居宅介護(通称:小多機)がおすすめです。
「しょうたき」と呼ばれるこのサービスの便利なところは…
「小規模多機能」なら、費用が安価・安定する
介護サービスは、通常であれば、多く使えば多く費用が発生します。
月に4回利用と8回利用では、勿論8回利用が高額となります。
1回いくらと計算されるためです。
しかし、「小規模多機能」であれば月額定額となり、回数に応じて増える事がありません。
毎月安定した金額なので、ご家族のお財布の心配が軽くなるメリットが有ります。
「小規模多機能」なら、24時間365日利用できる
例えばデイサービスは日中のサービスであり、定休日もあります。
「小規模多機能」であれば、いつでも連絡が取れて対応してもらえる安心感があります。
「小規模多機能」なら、顔なじみの職員からサービスを受ける事ができる
訪問・通い・宿泊の3パターン全てが1つにまとまっているからこそ、リハビリ運動を担当した職員がご自宅訪問をしつつ、宿泊時も担当するという事が有ります。
ご利用者様の普段の体調や好き嫌いを把握した上での介助は、受け手にとって非常に心地よいものです。
またご家族にも、顔なじみの職員だからこそ相談しやすいというメリットが有ります。
介護保険サービスのおすすめは、「小規模多機能」(しょうたき)であると記載して参りましたが、いかがでしょうか?
ぜひ、お近くの施設をWEB検索してみてください。
また、次の記事で「小規模多機能」と組み合わせるべき入居系施設についてお伝えします。
合わせてご覧いただきたく存じます。
まとめ
今回は、「介護施設の最高の組み合わせ」における介護サービスとして「小規模多機能」をご紹介しました。
あなたの生活に、介護が突然やってきても対処できるように、介護の実際をお伝えして参ります。
どうぞご愛読くださいますようお願い申し上げます。
以下、参考資料
小規模多機能型居宅介護 – 厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/000647292.pdf
介護サービス情報公表システム
https://www.kaigokensaku.mhlw.go.jp/publish/group11.html
岡山市の介護施設 管理者兼介護職員
現役介護職として現場と管理者を担当
MBA(経営学修士)
PUROPOSE:本気の大人をつなげる
MISSION:居場所と生きがいを作る
VISION:お世話の輪の有る社会を創生
VALUE:医療介護従事者と患者様/ご利用者様の真の幸福を追求する
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