皆さんは助成金、もらってますか。
もらい忘れ、取りこぼしが非常に多いとされるお金が「助成金」です。
一般企業でも、助成金の条件を知らないために貰っていない事例が多く聞かれます。
ましてや、ご自宅で介護をされている忙しい方々であれば、情報を知らなくて当然なのかも知れません。
しかし、せっかく貰えるお金が有るなら、貰いたいですよね。
そこで今回は、在宅介護の助成金について岡山の現役介護職が解説します。
在宅介護では、助成金を利用しないと損!
親の介護をしていると、国・都道府県・市町村などが金銭的に助けてくれるという事があります。
しかし、自分で申請しないと貰えない場合もあり、情報を知っているかどうかが、分かれ目になっているのが現実です。
ぜひ、この記事は保存して、必要になった際に見返してください。
在宅介護で使える3つの助成金
①「家族介護慰労金」
岡山県岡山市においては、介護を必要とする65歳以上の高齢者を在宅で介護している介護者の方に、家族介護者慰労金を支給しています。
岡山市ホームページによると、条件は次の通りです。
【対象となる方】
申請日において、次の要件すべてに該当する必要があります。
・同居する方全員が市民税非課税である
・介護者と要介護者が市内に住所を有する
在宅で介護している介護者の方(介護者)
・要介護者と同居し、介護している期間が年度内(4月から3月)に通算6カ月以上ある
介護を必要とする65歳以上の高齢者の方(要介護者)
・要介護3以上と認定を受け1年以上継続している
・介護者に介護されている期間の最後の月の前月から数えて前1年間、市内に住所を有し、介護保険サービスを利用していない
※ 岡山市のホームページはこちらです。
「高額療養費制度」
岡山県岡山市においては、同じ月内(1日から末日まで)に医療機関の窓口で支払った一部負担金が高額療養費自己負担限度額を超えた場合、世帯主の申請によりその超えた額が「高額療養費」として支給されます。
岡山市ホームページによると、条件は次の通りです。
【申請に必要なもの】
・医療機関に支払った領収書
・被保険者証
・世帯主、来庁される方の本人確認書類(免許証、保険証、マイナンバーカードなど)
・世帯主名義の預貯金口座が確認できるもの
※注意点 70歳未満の人と70歳以上74歳までの人では、限度額など支給対象の要件が異なります。
※岡山市のホームページはこちらです。
③「居宅介護住宅改修費」
居宅介護住宅改修費(介護予防住宅改修費)とは、利用者がこれまで住み慣れた自宅でも安全に暮らし続けられるように、住宅内の住宅改修への支援を介護保険によって受けることができるサービスです。
この助成金は、自宅で介護する方の介護負担を減らす目的で実施されています。
費用は、20万円が上限であり、対象者は、要介護の認定を受けた方となります。
岡山県岡山市においては、手すりの取り付けや、段差の解消など一定の要件を満たす住宅の改修費を支給されています。
まず、最初の手順として、担当のケアマネジャーと同席の上、工事事業者とご相談ください。
次に、工事前の支給申請、次いで住宅改修着工、最後に工事後の支給申請という流れです。
※ 岡山市のホームページはこちらです。
まとめ
今回は、助成金について、特に岡山県岡山市の条件について詳細に、岡山の現役介護職が紹介しました。
皆さんの中にも、この条件に該当する方がいらっしゃるのではないでしょうか。
ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。
岡山市の介護施設 管理者兼介護職員
現役介護職として現場と管理者を担当
MBA(経営学修士)
PUROPOSE:本気の大人をつなげる
MISSION:居場所と生きがいを作る
VISION:お世話の輪の有る社会を創生
VALUE:医療介護従事者と患者様/ご利用者様の真の幸福を追求する
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