「遠方に住む親の介護をどうすればいいかわからない」
親の介護について不安を持たれている方は多いでしょう。
遠方に住む親の介護をどうするか、という問題は多くの人が抱えている悩みです。
そこで今回は、遠距離介護のメリットとデメリットを現役の介護職が解説します。
遠距離介護のメリット・デメリット
遠方に住む親の介護が必要になった時、選択肢の一つとして考えられるのが「遠距離介護」でしょう。
では、遠距離介護にはどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。
メリット
やはり、遠距離介護のメリットは、親子それぞれがこれまで通りの生活を継続できる点になります。
親の介護による生活の変化は、ストレスの原因にもなるので、できるだけこれまで通りの生活を続けたいものでしょう。
また、遠距離で暮らしていることから、頻繁に会うことはないので、相手を思いやる気持ちを保つことができ、優しく接することができるでしょう。
どうしても親の介護では、ストレスが溜まってしまい、きつい口調やそっけない接し方になってしまいがちです。
そして、このことを後悔される方も多いです。
デメリット
一方で、遠距離介護のデメリットは、費用の負担が増える点や早急な対応がしづらい点になります。
親の体調や様子は、気になってしまうものです。
そのため、介護のために頻繁に帰省するとなると、費用の負担は増えてしまうでしょう。
また、頻繁に帰省したとしても、容態が急変したときに早急な対応ができるとは限りません。
見守りにヘルパーや近所の方の協力が必要になることが多いです。
元気なうちに親の介護の準備を
遠距離介護のメリットとデメリットを知って、焦りを感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
親の介護は、突然始まります。
遠距離介護をする場合、事前の準備がとても大切になります。
年末年始やお盆などの帰省したタイミングで、将来の介護について話し合いを進めておくと安心です。
話し合いで一番大切なことは、「親の気持ちを知ること」です。
とはいっても、親の気持ちを簡単に知ることは難しいでしょう。
親のプライドや子供への負担を考えて、心配事を隠す方も多いです。
帰省の回数を増やしたり、頻繁に電話したりと、自然に会話の回数を増やして、包み隠さず話せる雰囲気を作っておきましょう。
以下のようなことを親が元気なうちに話し合っておくことをおすすめします。
・親の現在の生活について
・親の貯金や年金について
・親の人間関係について
・親の希望
親の介護の準備については、以下のブログで詳しく解説しています!
まとめ
今回は、遠距離介護のメリットとデメリットを現役の介護職が解説しました。
親の介護の不安を解消するためには、事前準備が必要です。
ぜひ事前準備の一つとして、介護施設の情報収集を検討してみてください!
岡山市の介護施設 管理者兼介護職員
現役介護職として現場と管理者を担当
MBA(経営学修士)
PUROPOSE:本気の大人をつなげる
MISSION:居場所と生きがいを作る
VISION:お世話の輪の有る社会を創生
VALUE:医療介護従事者と患者様/ご利用者様の真の幸福を追求する
コメント