皆さんの中にも、将来の親の介護に不安を持たれている方がいらっしゃるのではないでしょうか。
特に、お金の面での不安をお持ちの方が多いと思います。
もし、親の介護のお金がない場合はどうすればいいのか、気になるところでしょう。
そこで今回は、親の介護のお金がない場合はどうすればいいのか、現役の介護職が解説します。
親の介護費用は親のお金から
本題に入る前に、親の介護費用について少しお話ししたいと思います。
前提として、親の介護費用は親のお金から支払うのが基本的とされています。
よくある悩みが親の介護費用を子供が支払わなればいけないと不安を感じている方がいらっしゃいます。
子供には親の扶養義務がありますが、自分の生活を犠牲してまで負担しなければならないというわけではありません。
例えば、親の貯金や年金で賄えきれなくなり、親が生活できない状態になった場合、子供が金銭面で負担することは少なからずあるでしょう。
しかし、まずは親の年金や貯金から、どれくらいの費用を出せるのかを明確にして、その範囲内で介護計画を立てることが大切です。
親の介護費用について詳しくは以下のブログを参考にしてみてください!
親の介護のお金がない場合
では、本題の「親の介護のお金がない場合」はどうすればいいのでしょうか。
自治体の融資制度を利用する
全国社会福祉協議会では、低所得者や高齢者などを対象に生活福祉金の貸付を行っています。
具体的には、最大で580万円を借りることができ、返済期限は20年以内に設定されています。
融資を受ける場合は、連帯保証人が必要で、その場合は無利子です。
親の介護費用に困って、銀行や消費者金融から借りることを検討している方は、ぜひ自治体の融資制度を検討してみると良いでしょう。
介護保険の減免制度を活用する
お金の面で生活が困難になっている場合、介護保険料を減免する制度があります。
例えば、世帯全体が市民税の非課税世帯で年間の収入が少なかったり、災害などの被害により収入が減ってしまったりした場合は、減免が適用されるかもしれません。
条件に当てはまりそうな方がいらっしゃいましたら、一度申請してみることをおすすめします。
介護のプロにケアプランを作成してもらう
やはり、初めての親の介護では、どのようなことにお金がかかり、どれくらいの予算を考えておけば良いのかは難しいところです。
結果、自分が立てた親の介護計画では、お金が足りなくなることもよくある話です。
よって、介護のプロのケアマネージャーに、できるだけ費用を抑えたケアプランを提案してもらうように依頼しておくと良いでしょう。
親の介護のお金がない場合、「生活保護を利用する」という方法もあります。
詳しくは、以下のブログを参考にしてみてください!
まとめ
今回は、親の介護のお金がない場合はどうすればいいのか、現役の介護職が解説しました。
年々、年金の支給額は減っていき、このままでは親の介護を親のお金で賄いきれないなどの心配を抱えている方もいらっしゃるでしょう。
費用を抑えるためにも「在宅介護」を選択しなければならないケースも増えると思います。
在宅介護では、事前知識がとても大切になります。
岡山市の介護施設 管理者兼介護職員
現役介護職として現場と管理者を担当
MBA(経営学修士)
PUROPOSE:本気の大人をつなげる
MISSION:居場所と生きがいを作る
VISION:お世話の輪の有る社会を創生
VALUE:医療介護従事者と患者様/ご利用者様の真の幸福を追求する
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