介護職の資格と聞くと、「介護福祉士」をイメージされる方が多いでしょう。
実は、介護福祉士は介護系の資格の中で、唯一の国家資格です。
そんな介護福祉士を取得すると、給料はどのように推移するのか気になるところです。
今回は、介護福祉士の給料について、岡山の介護職が紹介します。
介護福祉士の給料相場
介護福祉士は、介護職のステップアップとして上位に挙げられる資格です。
一般的には「初任者研修」「実務者研修」「介護福祉士」の順に上位資格があります。
では早速、介護福祉士の給料相場を見ていきましょう。
ここでは厚生労働省のデータ(介護従事者処遇状況等調査結果)を参考にしています。
介護福祉士の平均給与額の状況は、月給約33万円となっています。
※平均給与額は、基本給(月額)+手当+一時金(10〜3月支給額の1/6)
介護福祉士と他の資格の有無を比べてみると、以下のような差があります。
保有資格なし:+5.4万円(約27.6万円)
初任者研修:+2.9万円(約30.1万円)
実務者研修:+2.7万円(約30.3万円)
やはり介護福祉士は、他の資格と比べて、給料面で大きな差があります。
もちろん、ボーナスの支給額も資格状況によって変わってくるので、さらに年収には大きな差がでてくるでしょう。
無資格の給料相場について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください!
初任者研修取得後の給料相場について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください!
実務者研修取得後の給料相場について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください!
介護福祉士の給料は右肩上がり
介護福祉士の給料相場についてお分かりいただけたと思います。
現在介護職に興味を持たれている方は、今からでも介護福祉士を目指してみることをおすすめします。
介護需要の高まりにより、これから介護福祉士は将来性の高い仕事の一つになります。
また給料面も年々増加しており、右肩上がりと言えます。
上記で紹介した令和2年度の平均給与額と、平成31年度の平均給与額を比べてみると、約1.5万円増加しています。
他の資格を見てみても、右肩上がりの状況です。
介護職は給料が低いというイメージは、すでに変わりつつあることが分かるでしょう。
国としても介護職と賃上げの取り組みは行われています。
実際に、2019年10月から「事業所における勤続年数10年以上の介護福祉士について、月額平均8万円相当の処遇改善を行う」と発表しています。
また、「介護職員処遇改善加算」その一つです。
介護職員処遇改善加算
介護職員処遇改善加算とは、事業者が申請を行い、加算の届出をすることにより、国から報酬を受け取ることができる仕組みです。
介護職の求人を探している時に、「処遇改善加算手当」というものを見かけたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
これは、介護職員処遇改善加算のことなのです。
加算される金額は、全5区分からなる区分ごとに設定された要件を満たしているかによって異なります。
就職先を選ぶ際に、介護職員処遇改善加算に申請しているのかをチェックしてみると良いでしょう。
まとめ
今回は、介護福祉士の給料について、岡山の介護職が紹介しました。
介護職として働く上で、介護福祉士を目標にしている方も多いでしょう。
ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。
岡山市の介護施設 管理者兼介護職員
現役介護職として現場と管理者を担当
MBA(経営学修士)
PUROPOSE:本気の大人をつなげる
MISSION:居場所と生きがいを作る
VISION:お世話の輪の有る社会を創生
VALUE:医療介護従事者と患者様/ご利用者様の真の幸福を追求する
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