【介護施設の選び方】柔軟な変更ができる業者・できない業者

介護施設

介護施設の選び方が分からない

「柔軟な変更が大事だと分かったが、どうやって見極めるのか分からない」

このようなお声にお応えして、この記事をお届けいたします。

今回は、「柔軟な変更ができる業者・できない業者 その見極め方」をご紹介します。

良い介護サービスを受けようと思うのであれば、介護サービスの中身を柔軟に変更してくれる介護事業者を見極める必要があります。

現役介護職
現役介護職

では柔軟さについて、介護サービス利用前に見極めるには、どうしたら良いのでしょうか?

その見極める方法についてご説明いたします。

そもそも「柔軟な変更」には何が必要か

変更に向けた第一歩は、ケアマネージャーとの相談となります。

介護サービスの中身を変更する書類は、ケアマネージャーが作成するからです。

ご本人・ご家族の要望を聞き取って、書類にまとめていくのです。

という事は、最も重要な事が「ケアマネージャーとの相談のしやすさ」という事になります。

もしも、介護施設選定の際に、ケアマネージャーとの相性が悪そうだと感じたら、その印象は後々に非常に大きな影響を及ぼします。

充分にご本人・ご家族で議論した方がよいでしょう。

勿論、ほとんどの場合はケアマネージャー変更が可能です。

その際は、感情的にならず「こうして欲しいがどうか?」「他のご利用者様ご家族はどうされているのか?」「他の介護サービス・介護施設だと異なるかどうか?」と落ち着いて対面で話す事が重要です。

現役介護職
現役介護職

感情的になったり、対面でなくお電話では真意が伝わらず、かえって混乱しているケースを多く見かけます。

特に、メールやLINEメッセージでのやり取りは、ほとんどの場合に誤解が生じます

それらは業務連絡に留めて、大事な話は対面で行うのが良好な人間関係のコツです。

具体的な見極めポイント

ではここで、見極めるポイントについて、もっと具体的に述べます。

次のことをサービス開始前に、事前チェックしてください。

ケアマネージャーがご家族と話し合いを、定期的に行っている(最低でも毎月1回)

ケアマネージャーが、ご本人が介護サービス利用中のお姿を観察する機会を、定期的に持てている(最低でも毎月2回10分間以上、できれば毎週10分間が理想)

ケアマネージャーが、介護現場のイベント準備や開催当日に参加している

介護施設の見学では、ほとんどの方が施設の充実度や新しさ、部屋の綺麗さに注目されています。

もちろん、介護サービスを受けるご本人の満足度を考えての事でしょう。

しかし、ハードよりソフト、モノよりコト、施設よりも職員を見るというのがポイントです。

現役介護職
現役介護職

その理由は、介護は職員の手によって提供されるサービスだからです。

入浴介助も食事介助も排泄介助も、全て職員の手が必要です。施設が充実していても職員の気持ちが充実していないならば、良い介助は提供されません。

その職員の中でも特に、ケアマネージャーの働き方をしっかりと見てください

それが見極めるポイントです。

現役介護職
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ちなみにですが、介護施設の経営者や施設長よりも、ケアマネージャーとの人間関係が最も重要なことは、あまり知られていませんが、事実です。

よくある失敗例

こういう失敗の事例をよく聞きます。

・毎月1回ケアマネージャーと会うが、玄関先でサインするだけ

・転倒や発熱などの不具合発生時だけ、連絡が来る

・お誕生日会や各種イベントの参加招待は、来ない

こうなってしまう理由が、実はあります。

ケアマネージャーは一般的にかなり忙しい仕事です。

業務範囲が広く、作成する書類も多く、面談回数も多く、移動距離も長いという特徴があります。従って、ついつい業務をこなすだけで精一杯になる場合が見られます。

特に月末月初や年末年始、人事異動や引っ越し、感染症で入退院が多くなるタイミングで急激に過負荷となります。

その為、上記のような状態に陥り、慢性化してしまうケアマネージャーを見かけます。

現役介護職
現役介護職

ご本人の性格だけが理由では無く、勤務先の施設にも原因が有るというのが実情でしょう。

どんな施設に良いケアマネージャーが居るのか

この記事をお読みになって、こんな疑問が湧いてきた方もいらっしゃるかも知れません。

「そもそも何故、ケアマネージャーによって違いが有るのか」

「どんな施設ならば、良いケアマネージャーに会えるのか」

その疑問には、次の記事にてお応えいたします。

現役介護職
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今回の「柔軟な変更」ができる業者・できない業者、その見極め方は、いかがでしたか?

【再掲載】見極める3つのポイント

ケアマネージャーがご家族と話し合いを、定期的に行っている(最低でも毎月1回)
ケアマネージャーが、ご本人が介護サービス利用中のお姿を観察する機会を、定期的に持てている(最低でも毎月2回10分間以上、できれば毎週10分間が理想)
ケアマネージャーが、介護現場のイベント準備や開催当日に参加している
現役介護職
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ぜひ、ご本人の最善の生活のために、最適な介護施設に出会われる事を願います。

まとめ

柔軟な変更」ができる業者・できない業者。その見極め方についてご紹介しました。

あなたの生活に、介護が突然やってきても対処できるように、介護の実際をお伝えして参ります。

どうぞご愛読くださいますようお願い申し上げます。

〜参考資料〜
ワムネット 独立行政法人福祉医療機構 ケアマネージャーのしごとガイド
https://www.wam.go.jp/content/wamnet/pcpub/kaigo/caremanager/caremanagerworkguide/

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