「健康型有料老人ホームと住宅有料老人ホームの違いって何」
皆さんの中にも「健康型」と「住宅型」の違いについて気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
健康型と住宅型は、受けられるサービスが似ているためどのような違いがあるのか分かりづらいですよね。
そこで今回は、健康型有料老人ホームについて、現役介護職が解説します。
健康型有料老人ホームとは
健康型有料老人ホームとは、食事や洗濯などの家事の手伝いを受けられる施設です。
居室には、トイレやお風呂、キッチンなどの設備が設置され、間取りや広さも様々なタイプがあります。
中には、温泉やスポーツ施設、カラオケなどが備えられている施設もあり、老後生活をアクティブに過ごしたい方はおすすめの施設でしょう。
また、多くの健康型有料老人ホームでは、近隣の医療機関と提携しており、定期的な健康診断を受けられるようになっています。
ここまで見てみると、住宅型有料老人ホームとの違いはなさそうです。
住宅型有料老人ホームについて詳しくは以下のブログを参考にしてみてください!
実は、「健康型」と「住宅型」の大きな違いは入所基準にあるでしょう。
健康型有料老人ホームの入所基準は、原則自立した方を対象としています。
一方で、住宅型有料老人ホームの入所基準は、自立した方から要介護の方までを対象としており、入所基準は広めです。
これらのことから健康型有料老人ホームでは、入所後に要介護となってしまった場合、すぐに退去を求められる可能性があります。
微妙な違いですが、入所してすぐに退去を求められないように、長い目で施設選びをするようにしましょう。
(健康型も住宅型も外部の介護サービスは利用することができます)
健康型有料老人ホームのメリット
入所基準をクリアすると、次に気になるのは施設に入所するメリットですよね。
では、早速、健康型有料老人ホームのメリットを見ていきましょう。
設備が充実している
健康型有料老人ホームでは、一般的な有料老人ホームよりも、広めの面積をとっている施設が多いです。
前述しましたが、温泉やスポーツ施設、カラオケや映画館などが施設に備えられているところもあるでしょう。
また、居室には、トイレやお風呂、キッチンなどの設備が配置されており、間取りや広さも様々なタイプがあります。
食事や洗濯、掃除などの家事を任せられる
食事や洗濯、掃除などの家事には、体力と時間が取られますよね。
健康型有料老人ホームでは、家事に体力と時間を取られずに、施設内の設備で趣味を楽しむことができます。
レクリエーションやイベントなども頻繁に行われているので、家事に気を使わずに、自分の時間を楽しむことだけに使えるでしょう。
健康型有料老人ホームのデメリット
皆さんにとって魅力的なメリットはありましたか。
人それぞれメリットと感じるポイントを異なるでしょう。
それはデメリットについても同じことが言えます。
では、健康型有料老人ホームには、どのようなデメリットがあるでしょうか。
費用が高め
健康型有料老人ホームでは、全体的に費用が高めであると言えます。
入居一時金のほかに、各種サービスの毎月の利用料が発生します。
また、自立して生活できる方を対象としているため、入居期間は長くなる方が多いでしょう。
入居期間分の費用負担が発生するため、トータルで考えると費用面の負担は大きくなりがちです。
さらに、要介護度者を受け入れている健康型有料老人ホームでは、要介護度に応じて費用が高くなってしまうので、注意が必要です。
要介護度が高くなると退去
前述しましたが、健康型有料老人ホームでは、入居後に要介護となってしまった場合、すぐに退去を求められる可能性があります。
住宅型と同じように外部の介護サービスを受けられるものの、退去の可能性はあると考えておいた方が良いでしょう。
まとめ
そこで今回は、健康型有料老人ホームについて現役介護職が解説しました。
一概に有料老人ホームと言っても、「住宅型」「介護型」「健康型」があります。
自分に合った施設は、どのタイプなのか見極めが大切でしょう。
岡山市の介護施設 管理者兼介護職員
現役介護職として現場と管理者を担当
MBA(経営学修士)
PUROPOSE:本気の大人をつなげる
MISSION:居場所と生きがいを作る
VISION:お世話の輪の有る社会を創生
VALUE:医療介護従事者と患者様/ご利用者様の真の幸福を追求する
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