皆さんは、親の介護の計画を立てていますでしょうか。
親の介護は、突然始まりいつまで続くかわからないものです。
実際に、「準備してないうちに親の介護が始まった」というケースが多くあります。
今回は、親の介護の準備の一つ、「親の介護に備えて貯金をチェックしておく」というテーマでお話ししていきます。
親が貯金を切り崩していたら要注意
親の介護にかかる費用は、親のお金から支払うことが一般的とされています。
よって、ある程度、親の貯金は把握しておきたいものです。
いつ始まるかわからない親の介護のために、親の介護にかかる費用分の貯金は残してほしいというのが子供の願いでしょう。
とはいっても、年々、年金の支給額は減っていることから、年金プラス貯金を切り崩して生活している場合が多いです。
一方で、年金やその他の収入で生活できていれば、とりあえずお金の面では安心しても良いでしょう。
よくある親の意見としては、「先は短いからあと少しだけ貯金を切り崩せば大丈夫」というものです。
しかし、日本の平均寿命は思っているよりも長いです。
では、もし親の貯金が底をつき、親が生活できなるとどうなるのでしょうか。
親が生活できなくなると費用は子供が負担
結論から申し上げますと、親が生活できなくなると、費用は子供が負担する必要があります。
これは民法で、子供には親の生活を援助する義務があると決められています。
よって、親の年金額や貯金は、他人事ではなく、自分の問題としても捉えなければならないのです。
親の介護には、想像以上のお金がかかるでしょう。
親の介護費用について詳しくは以下のブログを参考にしてみてください!
これらのことを聞いて、貯金を切り崩して生活している親のことを叱るようなことはあってはいけません。
自分の親は、親であり祖父母の子供でもあります。
親も、親の介護は経験してきており、お金が必要なことはわかっているかもしれません。
親は、子育てにかかるお金や毎月の年金を支払うのに、一生懸命働いてきたことでしょう。
しかし、仕方がなく貯金を切り崩して生活しているのです。
もし、親が貯金を切り崩していたり、生活ができなくなるかもしれなかったりした時は、育ててくれたことに感謝して一緒に今後の介護計画を考えるように寄り添ってあげてください。
そして、自分たちだけでは解決できない場合は、介護施設やケアマネージャーに相談することをおすすめします。
親の介護のお金がない場合について、以下のブログで詳しく解説しています!
まとめ
今回は、親の介護の準備の一つ、「親の介護に備えて貯金をチェックしておく」というテーマでお話ししました。
親の介護では、お金面で悩まされることもあると思います。
また、自分に介護の知識がないことに後悔する方も多くいらっしゃいます。
将来の親の介護に不安がある方、介護に興味がある方は、ぜひ一度チェックしてみてください。
岡山市の介護施設 管理者兼介護職員
現役介護職として現場と管理者を担当
MBA(経営学修士)
PUROPOSE:本気の大人をつなげる
MISSION:居場所と生きがいを作る
VISION:お世話の輪の有る社会を創生
VALUE:医療介護従事者と患者様/ご利用者様の真の幸福を追求する
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