「介護職は無資格、未経験でも始められる」
「無資格の場合、給料ってどれくらい貰えるのだろうか」
このような思いをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
介護職の需要の高まりによって、将来性の高い介護職に興味がある方もいらっしゃると思います。
しかし、無資格ということで、なかなか一歩を踏み出せない方も多いでしょう。
そこで今回は、無資格の介護職の給料について、現役の介護職が解説します。
無資格の介護職の給料相場
介護職は、無資格・未経験でも働ける仕事です。
皆さんのイメージの中に、「資格が必須」「経験者のみ」というイメージがあるかもしれません。
実際は、無資格者で働いている方も多くいらっしゃいます。
では、無資格の介護職の給料相場は、どれくらいなのか見ていきましょう。
保有資格なしの介護職の平均給与額は、約27.6万円となっています。
※平均給与額は、基本給(月額)+手当+一時金(10〜3月支給額の1/6)
令和2年と平成31年のデータを比べてみると、平均給与額は約1.1万円増加しています。
介護職の需要の高まりや介護職の賃上げの動きにより、資格の有無にかかわらず給料は右肩上がりしていると言えるでしょう。
無資格でも給料は上げられる
無資格の介護職の給料相場がお分かりいただけたところで、さらに給料をアップさせたいとお考えの方も多いでしょう。
給料を上げるには、資格取得がおすすめです。
しかし、資格に挑戦するのは「何か抵抗がある」「時間的な問題や金銭的な問題ある」そのような方もいらっしゃるかもしれません。
実は、そのような方でも給料を上げる方法はあります。
では、具体的にどのようにして無資格でも給料を上げるのか、見ていきましょう。
夜勤を増やす
夜勤で働く場合、時給が25%上がります。
労働基準法で22〜5時までの7時間は、深夜割増賃金として時給を25%上げることが定められています。
月の勤務日のうち、数日を夜勤にすることで、給料は大きく変わるでしょう。
また、夜勤専従で働くことにより、無資格でも高い給料を得ることは可能です。
給料の高い施設を選ぶ
給料の高い施設に就職することが、手っ取り早い方法でしょう。
施設ごとに貰える給料には差があるので、給料で比較してみてください。
しかし、給料だけで職場を決めるのはあまりおすすめできません。
施設ごとに仕事内容や環境、雰囲気は異なります。
給料も大事ですが、自分に合った職場がどうかを見極めないと、後悔することになるでしょう。
初任者研修に挑戦して給料アップ
無資格でも給料を上げることは可能ということがお分かりいただけたことでしょう。
しかし、前述したように、やはり資格を取得することがおすすめです。
無資格と有資格では、資格手当などから基本給から差が出てしまいます。
まずは、介護職のキャリアステップの一歩として、初任者研修を修了を目指してみてください。
初任者研修とは、介護の基礎知識・スキルがあることを証明できる入門資格です。
最短で1ヶ月で取得できる資格でもあります。
学習方法は、通信学習と通学を併用する形が多く、オンラインでも学習できるので時間に余裕がない方でもスキマ時間で勉強することができるでしょう。
カリキュラム内容はどのスクールも共通で130時間が設けられています。
費用については、お住まいの地域やスクールによって差があり、全国で平均すると7〜10万円ほどでしょう。
キャンペーンや給付制度で費用を抑えられる可能性もあるので、チェックしてみてください。
初任者研修取得後の給料が気になる方は、ぜひ以下の記事を参考にしてみてください!
まとめ
無資格の介護職の給料について、岡山の介護職が解説しました。
介護職は将来性のある仕事として、注目されつつあります。
給料も年々増加傾向にあり、無資格・未経験の方でもキャリアを築いていきやすい仕事です。
ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。
岡山市の介護施設 管理者兼介護職員
現役介護職として現場と管理者を担当
MBA(経営学修士)
PUROPOSE:本気の大人をつなげる
MISSION:居場所と生きがいを作る
VISION:お世話の輪の有る社会を創生
VALUE:医療介護従事者と患者様/ご利用者様の真の幸福を追求する
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